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岡本屋旅館

湯けむりとほのかな硫黄の香りに包まれた、別府八湯の中でも山間の温泉地、「明礬（みょうばん）温泉」にあります。創業は明治8年。古の湯治客を癒し、現代もたくさんの旅人に愛されるミルキーブルーの湯と、心尽くしの料理がお客様を魅了し続けています。

青磁にも喩えられる青みを帯びた白濁の湯、ほのかに硫黄が香ります。泉質は、硫黄泉。別府八湯の中でも薬効の高さを誇ります。硫黄成分、メタケイ酸を多く含む酸性湯で、美肌の湯としても知られています。加水加温なし、源泉100％掛け流しで贅沢に楽しめます。

男湯、女湯ともに開放感のある庭園露天風呂があります。写真は男湯。初夏はツツジが彩りを添え、冬はざぼん湯が楽しめる日があります。

女湯の内湯、檜風呂です。もちろん源泉100％掛け流し。湯口から出る新鮮な湯は、飲泉も可能。ミルキーブルーの色は、青が濃い日もあれば、白が濃い日もあり、変化する湯が大地からの恵であることを伝えています。

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お部屋は全部で15室あります。窓から見えるのは「別府明礬橋」。橋のアーチの向こうに別府の街並み、さらに先には別府湾が広がっています。

いくつもの時代を重ねてきた建物。隅々まで磨き上げられています。照明は大分県で活動する作家の作品を中心にセレクトしました。歴史に新たな魅力を添えています。

作風に惚れ込んでオーダーしました。杉を用いたランプシェードです。

明治からの伝統を今に伝える表玄関です。岡本屋がある明礬温泉エリアは江戸時代から続く明礬採取の史跡名所。明礬は薬や染物に用いられた歴史があります。現在は天然の入浴剤「湯の花」として湯の花小屋で製造。江戸時代と変わらぬ製法が受け継がれています。

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特別室「望海」は8畳と6畳の二間続きで、内湯付きです。名前の通り、視線の先に別府湾を望むお部屋。

ゆったりとした広さがあります。最大5名様、ご利用いただけます。

特別室「望海」の内湯です。源泉100％掛け流し、ミルキーブルーの湯を何度でも楽しめます。

8畳と8畳、二間続きのお部屋です。写真の二間と、廊下を挟んで向いにあるベッドルームをご利用いただけます。

ベッドルームです。和室16畳（8畳と8畳）と合わせて、最大6名様でご利用可能。ご家族やグループでのお泊まりに便利です。

6畳の和室に設けられた広縁。一つとして同じ印象の部屋はなく、ソファなどで趣を変えています。

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夕食のスタンダードプラン、「大分旬会席」の一部。かぼす酒、先付、前菜、お造り、おおいた和牛のしゃぶしゃぶなどが並び、他にも蒸し物、焼き物、油物などが続きます。大分県産の旬の食材を中心に、一品一品、手作りにこだわっています。

デザートは「元祖地獄蒸し®︎プリン」。ほろ苦いカラメルが絶妙です。プリンは、岡本屋から徒歩4分ほどのところにある岡本屋直営「岡本屋売店」で購入も可能。口コミで評判が広まり、遠方から買いに訪れるお客様も多数おられます。

ライティングにもこだわった食事処。琥珀色の灯りが、おいしさを引き立てます。

朝食は、だんご汁、りゅうきゅう、地獄蒸しなど、郷土の味を存分に味わえる献立。使用する器の中には、大分県で活動する作家の作品もあり、丁寧に作られた料理の魅力を増しています。

湯気が沸き立つ地獄蒸しは、朝の眠気を吹き飛ばすおいしさです。

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岡本屋7代目となるご主人のもとへ嫁ぎました、岩瀬さん。写真の青い襖をはじめ調度品の数々は若女将のこだわりによるもので、「どうあればお客様に喜んでいただけるかを熟考して選んでいます」。岡本屋の温泉に浸かると何かがスーッと抜けていくというお客様も多く、「ぜひ疲れを癒しに来てください！」と輝くスマイル。観光PRユニット「OKM8（おかみ8）」の一員でもあり、大分を大いに盛り上げています。