別府の町の魅力にどっぷりと浸かり、移住を決意。今では「別府八湯温泉道名人会」の会長を務め、地元ガイドとしても活躍する花田潤也さん。
今回は“別府の一休”と呼ばれる彼に、別府の面白さやガイドとしてのこだわりを伺いました。

花田さんを語るうえで欠かせないのが、その特徴的なスタイル。
いつもピンクの作務衣に身を包み、剃り上げたツルツルの坊主頭で「別府の一休」と呼ばれています。

満面の笑みと巧みなトークで観光客を楽しませる姿は、まさに“別府の風物詩”といっても過言ではありません。
そんな花田さんが、なぜガイドを始めたのか——まずはそのきっかけから伺いました。

もともと旅行で訪れた別府に魅了され、移住を決意。
古民家を改装して宿を営みながら、宿泊者に地元のおすすめスポットを案内していたそうです。

「お客様に“別府で何をしたいのか”を聞いていると、ついつい連れて行きたくなるんです。実際に案内して喜んでもらえると、自分が好きになった別府を、誰かに好きになってもらえたような気がして、嬉しかったですね。」

現在は宿を閉じ、ガイドとして別府の町を案内しています。

「以前、私が経営していた宿に宿泊していたフランス人にローカルなお店を紹介していたんですが、その時にたまたま『共同浴場の掃除を一緒にやってみませんか？』と誘ってみたら、興味を持ってくれて一緒に体験することになったんです。
一緒に風呂掃除をして、その後に一番風呂までいただいた。その体験がとても刺さったようで、『東京・大阪・名古屋といろいろ旅してきたけど、別府が一番最高だった』という言葉をいただきました。
この経験を通じて、何気ない日常的な作業でも、観光客には特別な体験になることを知りました。」

観光って、おいしいものや有名スポットだけじゃなくて、こういう“地元の人の日常”を体験できることが一番記憶に残ったりするんですよね。
花田さんのガイドが、そんな体験を自然に引き出せるのは、別府を深く愛し、地域の人々と丁寧に信頼関係を築いてきたからこそ。
だからこそできる、唯一無二のガイドなんだと思います。

「今、一番力を入れているのは“夜の居酒屋やスナックの食べ飲み歩きツアー”です。一緒に飲んで、一緒に食べて、一緒に楽しむ——そんな“仲間”になる感覚でガイドをしています。

お店選びは、ガイドブックには載っていないような“とっておき”のお店をチョイスすることを心がけています。もちろん夜だけでなく、昼の別府の魅力を体験できるツアーもありますので、お客様の興味に合わせて、楽しくお伝えできたら嬉しいですね。」

一緒に飲んで笑っているうちに、気づけば“別府の仲間入り”をしている。
花田さんのツアーは、そんな心の距離をぐっと縮めてくれる、かけがえのない時間だと感じました。
地元の人と同じ目線で夜の街を歩くことで、心に残る風景がきっと生まれる。そして、おいしい料理とお酒、温かい人との出会い——それこそが、別府の魅力なのかもしれません。

「別府の魅力は、なんと言っても“人”。別府には面白い人がたくさんいて、温泉や飲食店などでも素敵な出会いがきっとあります。

ガイドだからこそ案内できる、ガイドなしではなかなか辿り着けない場所をご案内して、そんな出会いのお手伝いができたら嬉しいですね。そして、別府という独特で魅力的な町を好きになってもらえたら、何よりの喜びです。」

別府の温泉やグルメに惹かれて訪れた人が、「また来たい」と思う理由——それは、きっと“人との出会い”にあるのだと思います。
花田さんのガイドは、ただ場所を案内するだけでなく、その場所にいる“誰か”と出会わせてくれる旅の案内人。
そんな体験が、旅を思い出に変えてくれるのかもしれません。

普段の花田さんは、別府駅前通りにある「まち歩きステーション ARUCO de BEPPU」にいます。ここでは無料で観光案内もしてもらえるので、「別府の情報が欲しい」「花田さんに会ってみたい」そんな方は、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。

ちなみに、アルコデベップ名物の“メンコロ”は絶品ですと！

花田さんのようなガイドとの出会いや、地元の人と過ごす別府の夜は、観光ガイドには載っていない“深い魅力”にあふれています。
そんな体験を、自分だけのスタイルで楽しみたい方には、オーダーメイド旅行のご相談がおすすめです。
お客様のご希望条件を基に、花田さんをはじめ、魅力に溢れたガイドさんをご紹介いたします！

「こんな場所に行ってみたい」「地元の人と交流してみたい」——その想いを、別府在住スタッフがカタチにします。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください！

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